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「マーケティングの新しい基本 顧客とつながる時代の4P×エンゲージメント」日本マーケティング本 大賞 2022で準大賞を受賞

2022.10.18

株式会社顧客時間(以下 顧客時間)の共同CEOである奥谷孝司と岩井琢磨の共著「マーケティングの新しい基本 顧客とつながる時代の4P×エンゲージメント」(日経BP)が、日本マーケティング本 大賞2022で準大賞を受賞しました。

同賞は、日本マーケティング学会員の方々が、マーケティング理論や実践の普及にお勧めの書籍を毎年選出されているもので、奥谷と岩井の前著「世界最先端のマーケティング 顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略」(2018年/日経BP)も、2018年に準大賞を受賞しています。

今年は対象となる54作品から1次投票の上位10作品がノミネートされ、2次投票の結果、大賞・準大賞が決定いたしました。大賞を受賞された音部大輔氏「The Art of Marketing マーケティングの技法:パーセプションフロー・モデル全解説」(宣伝会議)、本著と同じく準大賞を受賞された田中 洋氏編著「ブランド戦略ケースブック2.0:13の成功ストーリー」(同文舘出版)をはじめ、素晴らしい書籍が並ぶ中での受賞となりました。受賞にあたり日本マーケティング学会から発表された推薦理由を記載いたします。

推薦理由
「デジタルシフトの中、顧客を見つめるべきだという『新たな』方向性」

本書では、デジタル化が進む現代においてマーケターが目指すべきは、顧客の中で起こっている変化に気がつき、対応することだという。デジタル業界に詳しい筆者らが扱うトピックは、CRMやEC、IoTやオムニチャネル、サブスクリプションなど、長期的に取り組まれてきたトピックから近年流行しはじめたものまで多種多様である。また、デジタル革命が進む今日でも、オンラインだけでなくオフラインでの顧客行動に向きあうことは必要であり、答えが見つかりにくい中で、企業経営者は何をどのように考えればよいのかを指し示している。
テクノロジーベースになりがちな議論に警鐘を鳴らし、企業が新しい顧客との関係性を示すフレームワークを提示したことや、顧客視点を重視する意義を分かりやすく解説したことは、実務と学術の双方にとって有益であり、評価されるべきものである。

奥谷と岩井の2冊目の共著として2022年1月に発売された「マーケティングの新しい基本 顧客とつながる時代の4P×エンゲージメント」は、現在までに累計発行部数1万部を超え、個人の読者の方のみならず、企業のDX推進等の参考書籍としてもご活用いただいています。改めて、本著を手に取っていただいた全ての皆さまに、この場をお借りして感謝を申し上げます。
顧客時間では本著の内容を題材に、DXやOMO推進の理解醸成のための奥谷と岩井による講演/研修、事業創造/事業変革を目的としたワークショップもご提供していますので、お気軽にお問い合わせください。

マーケティングの新しい基本
顧客とつながる時代の4P×エンゲージメント

出版社:日経 BP
定価:1,980円(税込)
発売日:2022年1月27日
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4296000519

PART1 顧客の行動が変わった
  • 「暮らしのデジタルシフト」が定着
  • 企業の「必死の対応」と「根本的な進化」
  • 「つながっていること」が価値に
PART2 顧客の価値が変わった
  • カスタマーバリューの3層構造
  • Peloton 顧客接点の革新で圧勝したフィットネス企業
PART3 マーケティング思考を変える
  • 従来型の4P思考の弊害
  • エンゲージメント× 4P
PART4 ビジネスモデルを変える
  • YAMAP 「顧客とのつながり」から商品を考える登山アプリ企業
  • snaq.me サブスクの「おやつの宅配」で「楽しさ」を届ける
  • TRIAL 「ITで流通を変える」を掲げる日本の先駆者
PART5 競争のルールを変える
  • 新たなモデルが引き起こす「異業種パーソナライズ競争」
  • lululemon 時価総額で世界御三家に食い込んだカナダの新星
  • Walgreen 顧客の1次情報の「解放」によって新事業を加速
PART6 データの掴み方を変える
  • 「OMO=オンラインとオフラインの融合」が前提に
  • Walmart 冷蔵庫まで食材を届けて「顧客の行動」を把握する実験
  • Amazon Fresh 「スマートレジカート+アレクサ」によるデータ把握の衝撃
PART7 事業システムを変える
  • 「ビジネスモデルだけでは稼働しない
  • 「新しい基本」の実践 3つの視座P

日本マーケティング本 大賞2022について

対象
2021年4月1日から2022年3月31日までに日本で刊行(奥付の日付)された、マーケティング関連のオリジナル書籍(テキスト含む、翻訳を除く)
審査方法
  • ・1次投票として、学会員は一人1~3作品を投票
  • ・1次投票の投票数上位10作品をノミネート本として発表
  • ・2次投票として、学会員はノミネート作品の中から、上位1~3作品を選び投票および推薦コメントを記述
  • ・2次投票の投票数上位より、大賞作品を決定
  • ・マーケティングカンファレンスにて、結果発表、大賞・準大賞(ベスト3)の授賞式
http://www.j-mac.or.jp/bookaward/

著者プロフィール

奥谷 孝司(おくたに たかし/写真右)株式会社顧客時間 共同CEO 取締役
オイシックス・ラ・大地株式会社 専門役員 COCO(Chief Omni-Channel Officer)
株式会社イー・ロジット社外取締役
株式会社Engagement Commerce Lab. 代表取締役

1997年良品計画入社。店舗経験の後、取引先商社出向しドイツ駐在。家具、雑貨関連の商品開発に従事。帰国後、海外のプロダクトデザイナーとのコラボレーションを手掛ける「World MUJI企画」良品計画初となるインハウスデザイナーを有する企画デザイン室の立ち上げメンバー。05年衣服雑貨のカテゴリーマネージャー。定番商品の「足なり直角靴下」を開発、ヒット商品に。2010年WEB事業部長。「MUJI passport」をプロデュース。15年10月よりオイシックス株式会社(当時)入社。現在、専門役員 COCO(Chief Omni-Channel Officer)を務める。
2018年9月株式会社顧客時間を設立。共同CEO取締役に就任。Head of Marketingとして、顧客時間に参画する多様なスペシャリストと共に、数多くの業界・企業におけるDXプロジェクト・事業開発プロジェクトのサポートを行っている。
2021年3月一橋大学大学院経営管理科博士後期課程単位取得満期退学。
著書に『世界最先端のマーケティング 顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略』(共著、日経BP社)、『オムニチャネルと顧客戦略の現在』(共著、千倉書房)がある。

岩井琢磨(いわい たくま/写真左)株式会社顧客時間 共同CEO代表取締役

1993年博報堂DYグループに入社。インストア・プランナー、クリエイティブ・ディレクター、ブランドコンサルタントとしての企業再生プロジェクト参画を経て、2012年にコーポレート・コミュニケーション・センターのセンター長に就く。Chief Project Managerとして、製造業・流通サービス業界を中心とした部署横断型の事業変革プロジェクト、企業ブランド構築プロジェクトの設計・推進を数多く手がける。
2018年9月株式会社顧客時間を設立。共同CEO代表取締役に就任。Head of Managementとして、顧客時間に参画する多様なスペシャリストと共に、数多くの業界・企業におけるDXプロジェクト・事業開発プロジェクトのサポートを行っている。
早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了(MBA)。日本マーケティング学会理事。
著書に『世界最先端のマーケティング 顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略』(共著、日経BP社)、『オムニチャネルと顧客戦略の現在』(共著、千倉書房)、『物語戦略』(共著、日経BP社)、『ゲーム・チェンジャーの競争戦略』(共著、日本経済新聞出版社)、『職人軍団、教科書なきイノベーション戦記』(企画、日経BP社)がある。

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株式会社顧客時間 広報担当: