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ローカル認証でつなぐ地域コミュニティビジネス 3年11月27日(月)12時30分〜15時 会場:弓削牧場 ローカル認証でつなぐ地域コミュニティビジネス 3年11月27日(月)12時30分〜15時 会場:弓削牧場

イベント概要

日   時:
2023年1127日(月)12:30~15:00 ※終了後、弓削牧場ツアー45分程度、その後懇親会実施(牧場ツアーと懇親会参加は任意)
参加費:
5,000円(税込) ランチ/ドリンク代含む
会   場:
弓削牧場 チーズハウスヤルゴイ
兵庫県神戸市北区山田町下谷上西丸山5-2 Map
協   賛:
株式会社Lazuli、株式会社AQUONIA

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オープニング弓削牧場について

Key Noteローカル認証 – 地域が創る流通の仕組み -

ローカル認証研究の第一人者である鳥取大学准教授の大元鈴子先生から、ローカル認証の仕組みや地域ビジネスへの価値について、各地の事例を交えお話しします。認証設置の背景にある地域の実情、途上の苦労、今後の課題も含め、地域発信型の仕組みの体系化と実用化について考えます。

  • 大元 鈴子

    鳥取大学 地域学部 准教授

Session1What is Salmon-Safe?

Salmon-Safeは、パシフィック・サーモンの生息域であるアメリカ西海岸全域の主要な農業流域や都市流域で実施されているローカル認証です。Salmon-Safeが本部を構えるオレゴン州ポートランド市では、市をあげて同認証の取得を推進しています。本セッションではSalmon-Safeの中心メンバーであるKevinさんをポートランドからお招きし、長年交流がある大元先生と共に、Salmon-Safeの歴史やその意義について対談形式でお話しします。

  • Kevin Scribner

    Salmon-Safe

  • 大元 鈴子

    鳥取大学 地域学部 准教授

  • 奥谷 孝司

    顧客時間

Session2神戸新聞が推進する地域デザイン事業

神戸新聞は、2019年からエネルギーと環境の視点から新しい地域デザインを描くSDGsプラットフォーム「地エネと環境の地域デザイン協議会」を推進しています。この取り組みでのプロジェクトから生まれた日本酒「地エネの酒 環(めぐる)」。同プロジェクトを牽引する神戸新聞の辻本さんと三宅さんに、神戸新聞が地域デザイン事業を手がける理由や、ローカルビジネスの可能性についてお聞きします。

  • 辻本 一好

    神戸新聞

  • 三宅 秀幸

    神戸新聞

  • 奥谷 孝司

    顧客時間

ラップアップローカル認証が生み出すサスティナブルビジネス

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ローカル認証がサスティナブルビジネスにもたらす価値

Movie: CX TALK KOBE開催に向けて

ローカル認証とは、「特定の基準を満たす地域の企業や事業活動・拠点・商品などに対して付与される認証」です。地域における生産者・流通・消費者のすべてが一貫してその認証価値を共有し、付与された商品等を積極的に選択することによって、地域におけるサスティナブル・ビジネスを生み出しています。
今回のCX TALKでは、いま国内外で注目される「ローカル認証」を通して、サスティナブル・ビジネスを生み出す仕組みを紹介します。

ローカル認証の先進地のひとつである米国Portlandからは、アメリカ西海岸の主要河川の流域をひとつの「地域」と捉え、その水質保護を進める”Salmon-Safe”が来日。Portland市・NIKE・地域クラフトビールなど多様な行政・企業との取り組みと、それが地域においてどのような共有価値を生み出しているのかについてお話しいただきます。

また、会場となる神戸からは、神戸新聞が登壇。地域の牧場・水田・酒蔵のつながりから生まれた日本酒「環(めぐる)」事業を紹介します。液肥を提供する牧場・農家・酒蔵をつないだ資源循環の取り組みと、そこから生み出される事業の可能性についてお話しいただききます。
さらにローカル認証研究の国内第一人者である鳥取大学の大元先生をお招きし、その可能性と動向について幅広い事例と共に伺います。

Movie: 顧客時間がポートランドに注目する理由
Yappli UPDATE2023より)

生産者と生産地の
課題解決に取り組む仕組み

アメリカ西海岸のローカル認証「Salmon-Safe」

流域に暮らす人々の課題を共通の価値へと変えたローカル認証事例

Salmon Safe logo

「Salmon-Safe(サーモン・セーフ)」は、河川の保存を目的とするPacific Rivers Councilという非営利組織により1997年に設立されました(2001年に独立)。「都市と農地の流域の河川をサケが産卵し、繁栄し続けるために十分綺麗に保つことに貢献する仕組み」としてのミッションを掲げ、適切な土地管理によりアメリカ西海岸の河川環境をサケの生育に適したものにしていくことを目的としています。

Salmon-Safeの特徴のひとつが、州や市などの括りでは無く、「流域」の視点で認証範囲を定めていることです。ワシントン州とオレゴン州を流れるコロンビア川の流域とその周辺が範囲となりますが、コロンビア川の源流のひとつである、カナダのブリティッシュ・コロンビア州と下流となるカリフォルニア州の一部も含みます。

認証の基準として、水質の向上、水量の維持、水温の上昇の抑制を軸としていますが、流域に存在するさまざまな活動や場所のために認証基準を順次導入しています。Salmon-Safe本部があるオレゴン州ポートランド市は、市をあげてSalmon-Safe取得を推進し、市内のNIKE本社の敷地もこの認証を取得しています。
また、Salmon-Safe認証を取得した原材料を使ったつくられたワインやビールも、多くのワイナリーやブリュワーから販売されています。
(参考:大元鈴子著「ローカル認証―地域が創る流通の仕組み」)

神戸での取り組み

神戸新聞が推進する地域デザイン事業

神戸新聞 地エネと環境の地域デザインロゴ

神戸新聞社は「地エネと環境の地域デザイン」事業の一環として、食品の残さや家畜のふん尿から熱や電気となるバイオガスを作り、副産物の消化液で酒米を育て、日本酒造りを実施しています。
この、新しい資源循環によって、人と自然をつなぐプロジェクト「地エネの酒 for SDGs」から生まれた日本酒が「地エネの酒 環(めぐる)」です。
独自の基準を定め作られた「環」の日本酒は、百貨店等で販売されています。

弓削牧場 再生可能エネルギーの取り組み(バイオガス)

弓削牧場 写真

イベント会場である弓削牧場(ゆげぼくじょう)は、神戸の市街地から車で約30分、標高400mの裏六甲の豊かな自然に囲まれた、国内でも珍しい都市部近隣に位置する牧場です。

できるかぎり牛の生態に合わせた健康的な飼い方を大切にしながら牛乳をしぼり、チーズやお料理、お菓子づくりをはじめ、ハーブやお野菜、ホエーの利用、養蜂、牛ふん堆肥の製造、バイオガスなど、ここでしかできない弓削牧場の酪農を目指していろいろな可能性に挑戦しています。

また、2014年より神戸大学との共同研究プロジェクトとして進めている小規模バイオガスプラントでは、牛のふんや尿だけでなく、チーズ工房から出る残渣などを活用して、再生可能エネルギーのバイオガスを生産し、その副産物である消化液を有機JAS資材として認証取得。地域の農家や造園事業者などとともに実証実験を行っており、今年からは「弓削牧場バイオガス米」を地域の農家と連携して栽培、販売を開始します。また、この取り組みは2023年3月に「神戸SDGs大賞」を受賞しました。

牛ふん尿→発酵タンク(微生物による発酵)→バイオガス(※1)・発酵残渣(※2) 牛ふん尿→発酵タンク(微生物による発酵)→バイオガス(※1)・発酵残渣(※2)

バイオガス(※1):ハーブや野菜の栽培に利用。※弓削牧場では消化液(発酵残渣=消化液)が有機JAS資材認定
発酵残渣(※2):暖房、ガス灯など、牧場内でのエネルギーに利用。(ふん尿処理費用の軽減/光熱費の軽減)

協賛企業について

株式会社Lazuli

Lazuliは2020年7月に設立されたスタートアップです。高度なAI技術を駆使し、クラウドサービスとして、DXやEC、マーケティングの担当者など、ビジネスに関わる誰もが世界中の商品情報を利用できるSaaS「Lazuli PDP」の開発・提供を進めています。商品が製造、流通、販売される中で、企業間、あるいは企業内においてもスムーズに同期されていない商品データの課題の解決に努めており、メーカーや小売、製薬業におけるサイロ化されたデータを統合・整備することで、DX推進を支援します。ビジネスに携わる人々が容易に商品の情報にアクセスできる世界の実現を目指します。

株式会社AQUONIA

AQUONIAは2020年6月設立のスタートアップで、Crafteauという食クリエイター向けのための独自の水質調整システム「Water Printer」を用いて理想的な水を提供しています。

1.Nature Water の提供
日本や世界の名だたる自然が作り出した水を再現して提供
2.Crafted Water の提供
食材や用途に合わせて最適化された水や、食の専門家が独自にデザインした水を提供
3.Crafting Water Service
食クリエイターのために理想とするオリジナルの水づくりをサポートします。お客様の要望を詳細にヒアリングし、飲食店の魅力や特色を最大限に引き出すための特別な水を共に創ります。

我々は、水道水から多様な水質(ミネラルを添加した様々な水)の水を創出し、ニーズに合わせた最適な水を創って提供することで水の無限の可能性を引き出し、世界の名水から食クリエイターの用途に応じた独自の水質まで多様なニーズに応えることができます。AQUONIA Crafteau は、さまざまな市場ニーズに応え、独自の水を提供することで飲食業界に新たな価値と、水源負荷軽減をもたらすことを目指しています。

株式会社AQUONIA(Webサイト準備中)
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